YZ125X ('23) フロントフォーク・ローダウン整備記録

説明書
追記
初期動作がめっちゃ少なくなりました、ガレ下りなどで手が疲れる。でもそれよりも、エンデューロに必要とされる数々の小技がやりやすくなるので、してよかった。
YZ125X(2023年モデル)にZETAのローダウンキットを組み込みました。
今回は「整備のコツ」と「意外なメリット」を中心に、自分自身の備忘録も兼ねてまとめておきます。ほとんど自分のためです。
1. ローダウン最大のメリット:積載性が激変!
まだ実走前ですが、現時点で確信している一番のメリット。それは、
「トランポ(ステップワゴン)への積み込みが劇的に楽になった」ことです。
天井への干渉解消: これまでギリギリだった天井に当たらなくなりました。
タイダウン不要: 入れる時にわざわざフロントを縮め(買い倒し)なくても、そのままスムーズに入ります。これだけで、作業した価値が十分にあると感じています。
2. 必要な特殊工具と準備
整備に慣れている人にはお馴染みかもしれませんが、以下の道具は必須です。
スナップリングプライヤー: ダンパーロッドのシークリップ脱着用。気合でもいけます。
樹脂の棒(50〜60cm): ZETAの説明書に記載されているもの。カラーを押し込む際に必須。今回は100均の洗車用品で代用しましたが、そんなもん普通ないです。
ダンパーキャップレンチ: インナーダンパーを開けるための特殊工具。
フォークシリンダーホルダー: ボトム部の共回りを防ぐための特殊工具。
シールテープ: 組み付け時に使用。中が余裕で傷つきます。
M12 細目ナット(予備): 手締めナット部が固着している場合の救済用。今回は以前オーバーホールしていたためスムーズに外れましたが、未整備車両の場合は用意しておくと安心。
3. 整備の手順とコツ
分解のポイント
車体装着時に緩める: フロントフォークがブリッジに固定されている状態で、トップキャップ、インナーダンパーキャップ、そして一番下(55Nで締まっている箇所)をある程度緩めておきます。こうすることで、取り外した後の空回りを防げます。クリック数はメモってませんでした、失念。
ボトムの解放: フォークを抜き取った後、特殊工具を使って下部を完全に解放し、中身を抜いていきます。
内部パーツの交換
ダンパーロッド分解: ロッド単体の状態にし、シークリップを外して白いプラスチックカラーをローダウン用に交換します。
'23モデルの改善点: KYB製フォークの持病だった「内部の白い筒(樹脂スリーブ)」の破損。旧型は穴がなく割れやすかったのですが、**23年モデルからは対策品の「穴あきタイプ」**になっていました。耐久性が向上しており、今回も割れはありませんでした。
組み立て・仕上げ
* オイル注入: ヤマハ純正オイル(S1)をダンパー内に規定量(約145ml)注入。「コボコボ」と音がしなくなるまでしっかりストロークさせ、エア抜きを徹底します。
* 養生の重要性: フォークオイルは想像以上に飛び散ります。作業場所には最初から廃油受けや養生をしっかりしておくべきでした(反省点)。
* 本締めは最後に: 全てのパーツを「半締め」状態で組み、車体のブリッジに差し込んで固定してから、各部を規定トルクで本締めするとスムーズです。
4. まとめ
乗り心地については後日テスト予定ですが、積載性の向上だけでも大満足の結果です。
作業自体は特殊工具さえ揃っていれば、落ち着いて進めることで確実に進められるかも。
以下メモ写真


これないと始まらない

シークリップなんてきいてない。


この青いのがローダウンのやつ。元のやつから短くなった。